クリエイタータイプ(創造者)の特徴 クリエイタータイプは他のタイプの人にとって理解が難しいタイプとされています。直観や予感に確信を持ち、時に事実を越えたところで判断がなされます。外部から得られた情報を言語以外の形で処理し、導き出した結論に対して、自分なりの根拠と自信を持って行動していきます。感覚的に現象を読み取り、周囲の人よりも一歩先読みして動くことができます。ただ、客観的な情報を得ないまま直観的に結論に至るため、言葉で他人に説明することを不得手としています。周囲からの理解が得にくいのはこのためです。 企業組織におけるクリエイタータイプ 抽象的な出来事の背景や、人・物の見えない関連性を直観的にとらえて、その関連性をさらに別の事象へと繋げたり、広げたりすることができます。あたかも外界を見るのと同じように、内的な独自の世界を鮮明に捉えることができます。その世界に浸っている時間を、何よりも充実した時間と感じます。独自のビジョンを企業の価値と融合させることができれば企業ではなくてはならない存在となります。そして、自由に新しいアイディアや商品を生み出すことができる環境にあるときに、最大限の能力を発揮することができます。また、明確に感じている独自のビジョンを文章や芸術として表現することができれば、それは誰にも真似することのできない唯一無二のものとなる可能性を秘めています。また、他者との共感値が高い人の中には、他者の内にある「無意識の領域」を、自らのことのように意識したり、体感したりすることに長けている人も存在します。そういった人の中には、占い師やカウンセラー、セラピストといった職業に興味を持つ方もいるでしょう。 強み・自由な発想と新しいアイデアで組織を動かす ・デザインセンスや独自の美的感覚がある ・閃きを行動に移すときの瞬発力がある ・自分のなかに無限の可能性を感じることができる ・独自のクリエイティブな視点を持つ 弱み・楽観的でありリスク回避が遅くなることが多い ・ 組織の序列な規範等に融通が利かないことが多い ・考えていることが読み取りにくく閉鎖的な印象を与える ・人間関係に苦手意識があり人と距離を置いてしまう ・企業利益よりも自分のイメージを重要視する ・納期の厳守など時間の感覚が乏しいことがある 組織でより充実した形で個性を発揮するためには 直感的な考えを充実した内容へ膨らますことが得意です。しかし、その時間が長ければ長いほど外界との接点は希薄なものとなり、結果、周囲からは浮世離れした印象を持たれてしまうこともあります。他者からの共感が得られないことに気づくと、「自分には確かに感じられるこの内的世界を、証明したい」という思いにいよいよ駆られます。関心を持ってもらえないことで、深い悲しみを覚えることもたびたびです。時には自暴自棄に陥り、 攻撃的な一面が顔を出してしまったり、より一層独自の内的世界に閉じこもってしまったりすることもあるようです。劣等のタイプである外向的感覚が備われば現実的に独自のビジョンを表現することができるようになり、上手く補助機能である感情と思考がバランスをとることができれば臨機応変に組織の視点に立って人に独自の考えを表現することができるようになります。 8つのタイプ