リサーチャータイプ(研究家)の特徴 リサーチャータイプは、男性に多く女性に少ないタイプです。考えに考え抜き導き出した独自の結論に、絶対的な自信を持っています。そのプロセスはシステマティックではあるものの、複雑だったり長すぎたりして他人の理解が及ばない場合も多々あります。私情を挟まず冷静に客観性をもって分析すること、過去の膨大なデータや有益な知識の蓄積を利用して論理的に出来事を解釈することに長けています。物や環境など一定の法則が観察されるものに対しての考察を得意としています。 企業組織におけるリサーチャータイプ 情報を集めて調査をし、研究することに長けており、各業界の専門家や研究者として活躍している人も多くいます。知的好奇心が強く、研究者や専門家でなくとも、物事を突き詰めていく分野の仕事で能力を発揮することができます。その興味関心や知識を多くの他者に共有することで、活躍の場所を個人から世界へとより拡大していくことができます。 強み・組織内のタテの序列を重んじる ・企業理念や社会規範を大切に思う ・資料を分析し課題を明確化する ・マニュアルや規則を作成することを得意とする ・シングルタスクにより能力が最大限発揮される ・同じ専門知識を保有するチームでの団結力がある 弱み・自分の考えに固執し人の意見を聞かないことがある ・情報収集し分析して満足する傾向にある ・行動に移すまでに情報収集を必要とする ・並行して常務をこなすことが苦手とする ・リスク面に注意を奪われ視野が狭くなることがある ・人間関係や感情表現が希薄となりやすい ・地位や名誉、専門知識に対して強くこだわることがある ・一つずつ仕事を潰すため無理を押し通す傾向にある 組織でより充実して個性を発揮するためには 人の感情など、曖昧で矛盾を伴うものに対しての考察は得意ではありません。大事な観点を見逃してしまったり、分析対象自体を不快に思ったりすることもあります。他者と感情を共有したり、同じ考えを持ったりすることにそれほど価値を感じておらず、それよりも物事が有する妥当性や信頼性、実用性の方を重んじます。必要性を感じないことに時間を割くことを嫌がり、端的に表現することを好みます。それゆえに、言葉足らずになってしまうこともあります。家族やごく親しい友人に対しては深い愛情や優しさを表現することができますが、社会的には、権威や名誉に対する欲求が強く、周囲には無愛想で尊大な印象を与えてしまうこともあります。自分を慕ってくれる他者を過大評価する一方で、自分を理解してくれない他者を批判することに終始してしまうことがあります。時には、その批判のための証拠集めにばかり、注力することすらありま す。補助機能である直感と感覚、劣等機能である感情が上手く意識することができるようになれば思考と感情のバランスと人との距離感なども安定し落ち着いて安心感のある実力者として組織にはなくてはならない存在となるでしょう。 8つのタイプ