ムードメーカータイプの特徴

ムードメーカータイプは女性に多く男性に少ないタイプです。社交的で賑やかな場を好みます。相手と感情の摩擦を起こすことがあっても、それをエネルギーとして、その場に順応することができます。どんな場所にも馴染み、人を楽しませ・もてなすことが得意です。表面的には苦手なタイプをつくらず、人との関係性を良好に保つことに長けています。感情の起伏が激しく、少し大げさと思われる表現をすることもありますが、素直な感情表現であることがわかるため、人からも好感を持って見てもらえます。

また、相手の感情を汲むことが得意で、家族や親しい仲間との調和を何よりも大切にします。愛情表現を示すことが上手で、その屈託のない笑顔は魅力的に映ります。ただ、見栄えを気にする傾向があり、持ち物や装飾品へのこだわりが人一倍あります。人間関係、権力関係にも、独自の美意識を持っており、自分のセンスを高く評価しています。そのため他者から自分のセンスを高く評価されると、益々極めようと努力します。社会的な規範や倫理観を多くの人と共有しており、人を招集して教育活動や慈善活動を行ったり、社会に対して幅広く貢献したりすることを望んでいます。

企業組織におけるムードメーカータイプ

他者の感情を汲み取る能力や共感する能力に優れ、組織や集団の指導的な立場に就く人もいます。人と接し、人に教え、人を支える…このことに喜びを感じられるような職場で能力を発揮できるタイプです。

強み

・社交的で親しみやすく愛嬌がある
・感情を引き付け統率する力がある。
・常に人とつながりを持っている
・対人関係の不調和に敏感に察知することができる
・チームでの取り組みでパワーマンスを発揮する
・ムードメーカーとして確固たる存在となる
・並行して複数の仕事をこなすことができる

弱み

・相手の気持ちにこだわりすぎることがある
・人間関係のトラブルが気になりやすい
・一部を見て全体像を見失うことがある。長期的展望が乏しい。
・他者の評価に敏感で過度に自信をなくすことがある
・感情に囚われた疑念やストレスを抱え込みやすい
・主観と客観の境界を忘れがちになる

組織でより充実した形で個性を発揮するためには

思い込みが強くなると自他の境界が曖昧となり、他人の領域に対して独断的かつ支配的に介入することがあります。もちろんこれは、相手にとって良かれと思っての結果ではあります。外側から影響を受けた価値観に従って行動していることが多く、その分その価値観に綻びが出ると、たちまち自信を喪失してしまいます。人の気持ちは流動的なものです。ムードメーカータイプの方は、どのような結果になろうとも自分の選択の結果を引き受けることを意識することができるようになると今よりもっと周囲の理解が得られやすく、仕事がスムーズに進むようになるでしょう。

8つのタイプ

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