リアリストタイプ(現実主義者)の特徴

リアリストタイプは男性に多く女性に少ないタイプです。外界への志向が強いと同時に、五感による知覚に依存しています。リアリストであり客観的な事実をそのまま受け取り経験として蓄積していくことができます。人や物、環境から発せられる感覚的なフィードバックに対しての感受性に優れています。例えば、車の運転のように自分の意志で操作すること、それに対して反応を得られることに喜びを感じます。自らが対象物に刺激を与えて自由自在に操作し、またそこから刺激を受けることに快感を覚えます。そのため上達も極めて早いです。高い観察力と行動力で、まめに修正を加えていくため、時間をかけずに正確にできるようになります。また、身体全体を使って物事をとらえる傾向にあり、言語による理解を省略して、視覚情報などで足りない部分を補って全体感を把握していきます。

 

企業組織におけるリアリストタイプ

多趣味で多芸な方が多く、場を盛り上げるのが得意です。集団には欠かすことのできない存在です。また、複数のタスクに同時に気を配ることができ、何事にも絶妙なタイミングを見計らってアプローチすることができます。感覚的であり、その出来事に瞬時に反応し行動に移すことができます。そのため、長期的な事業計画よりも、日常的な行動目標を立てることで能力が発揮される傾向があります。ファッションデザイナー・美容師・音楽プロデューサー、カメラマンなどに適性があります。企画営業などの営業職やトラック・タクシーの運転手などの運輸業に興味関心がある方もいるかもしれません。フットワークが軽く俊敏なことから、外出の機会が頻繁にあったり、身体を使ったりする仕事に関心を持つことが多いのがこのタイプの特徴です。

 

強み

・服装のセンス、美的感覚に優れている
・活気があり企業の推進力を加速させる
・いち早くチャンスを見極め行動に移すことができる
・瞬発力と行動力があり、それをささえる持久力がある
・権威ある立場の人にも上手く歩み寄ることができる
・地道に人脈を広げていく力がある
・五感に優れておりタイミングよく独自の判断ができる

弱み

・人の評価に左右されやすい。
・一人での事務処理作業等が続くと作業能率が低下する
・平均をとることはできにくい
・ 人を喜ばせようと頑張りすぎる傾向がある。
・客観性に欠け図々しい態度をとることがある
・まわりの人たちの達成能力を楽観しすぎる
・ 論理性に欠け大まか過ぎる表現になることがある。

組織でより充実して個性を発揮するためには

ある一つのことに瞬間的に集中するがゆえに、他が疎かになり、盲目的とも呼べる状態なっていることも少なくありません。スリルや快感につながる刺激を求めすぎるあまり、制覇したと思うとそこから先は手を付けなくなってしまうこともしばしばです。刺激を求めるあまり、趣味に対して浪費がかさんでしまったり、健康に対して意識が薄くなってしまったりしがちです。また、このタイプの人の人と属する環境との結びつきが過剰になると普段意識することのない劣等機能であるクリエイタータイプの態度が暴走し、共感の得られない独自の価値観や考えを持って周囲を惑わすこともあります。補助機能である思考と感情をバランスよく磨いていくことで安定して本来の個性を発揮することができるようになっていきます。

8つのタイプ

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